<座金2C/6C/各タイプのご説明>
使い分けが解らないというご意見も頂きましたので制作用途によりご説明します。2Cの場合は高さ(襟高)4mm、6Cは6mmです。
例えばグラス容器に充填したキャンドルで使用する場合、芯は燃焼に伴い徐々に短くなって、最後は座金まで到達します。この場合、2Cですとグラス接地面から高さ4mmのところまで炎が来ますのでグラスへの熱の伝わりが強くなります。グラスの材質や厚みによってはグラス底面が加熱しすぎてテーブルまで熱が伝わり、テーブル自体が熱によって変形や変色してしまう場合も想定されます。6Cを使って同じように燃焼した場合はグラスから高さ6mmの所で炎が消えますのでグラス底面への熱の伝わりも弱くなります。容器充填タイプの制作の場合はこの様な安全対策なども考えて座金を選んでみて下さい。
ただ、6Cを使った場合はグラス底面から6mm層のワックスの残りが出来てしまいます。俗に言う「燃え残りのロウ」です。ロウが余る(残る)事を嫌う方もいますが、まず安全第一を優先に制作される事が大切だと思います。
2Cタイプの用途としては、ティーライトカップ用キャンドルやボーティブキャンドル用が一般的です。6Cタイプは容器充填に向いています。容器の高さなどに応じて使い分けしてみて下さい。また大きめのラウンドキャンドル・ピラーキャンドルなど自立タイプの場合も最後まで安全に燃焼させる為に使って下さい。
●2Cタイプが使える芯(穴に通る芯サイズ):LX芯はLX8~LX20まで、BW芯はBW1~BW2まで、PA芯はPA1~PA4まで。
●6Cタイプが使える芯(穴に通る芯サイズ):LX芯はLX8~LX26まで、BW芯はBW1~BW5まで、PA芯はPA1~PA5まで。